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FTグループ社との基本合意について

  • 2019.03.25
本日開催の取締役会において、株式会社FTグループのタイ王国、フィリピン共和国、インドネシア共和国の 現地子会社5社の株式全体の 80%を取得し、当社の連結子会社とすることに関する基本合意契約を締結することを決議いたしました。
当社が連結子会社化する予定の、FTグループ社海外事業の前期ベースでの合算業績は、
売上で約26億円、営業利益で約4.2億円であり、今後の当社グループの海外法人事業の売上、利益規模は、
一挙に倍増以上に増加することになります。 又、直接的な売上、利益の取り込み以外にも、下記のようなシナジー効果を見込んでおります。
(1)人材交流の活発化による営業生産性向上
海外現地法人の営業社員が現在の21名から56名に大幅に増加することにより、より柔軟な人事異動や 営業ノウハウの共有が図れ、海外各拠点での営業リソースの最適化や営業生産性の向上が見込めます。
(2)複数国進出企業の顧客に対するアップセル拡大効果
JETROの調査によると、調査対象会社 936社のうち264 社がASEAN地域内に2カ国以上進出しており、
そのうち、FTグループ社の進出地域の企業が、当社グループ進出地域のいずれかの地域に進出している企業数は 148社あることがわかりました。こうしたことから、複数国に進出している企業に対して、顧客企業の紹介営業を 推進することにより、アップセルの拡大効果が見込めます。
(3)LED照明の仕入本数増大による仕入価格の低減
当社グループの海外事業における直前期の年間LED照明販売は約13万本であるのに対して、 FTグループ社の直前期の同販売本数は約22万本であり、今後は仕入本数が約3倍に増加することによる 仕入価格の低減メリットが見込めます。
なお、今回の基本合意に則った対象会社の連結子会社化が完了しますと、 当社グループの成長戦略の実現のための一つの目標でありました 「2020年に世界10カ国・地域での事業展開」を1年前倒しで達成することができます。
現在、当社グループが成長戦略の柱として推進している「グローバル専門商社構想」は、 今までの海外進出拠点の拡大という量的な目標から、
今後は進出国における企業基盤の確立という質的な向上を追求する、次なるステージに入ります。
株主様及びステークホルダーの皆様、今後の当社グループの更なる成長にご期待ください!

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プロフィール

プロフィール

伊藤 秀博Hidehiro Ito

生年月日:1962年11月12日
性別:男性
血液型:B型
住所:日本、マレーシア